3/2 南北平和共存は可能なのか 朝鮮半島のいまを読み解く市民セミナー
南北平和共存は可能なのか 朝鮮半島のいまを読み解く市民セミナー
昨年からメディアで報道されているように朝鮮半島の対立、緊張が深刻さを増しています。朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)は昨年末の朝鮮労働党中央委員会第8次第9回全員会議拡大会議で「北南関係は、これ以上は同族関係・同質関係ではない、敵対的な二つの国家関係、交戦国関係として完全に固着した」とし、1月15日には最高人民会議の場で韓国を「第一の敵国、不変の主敵」と規定、南北交流、統一政策をになう政府機関の廃止、憲法改正まで表明しています。これに対して尹錫悦政権は「北朝鮮が挑発してくるなら、我々はそれを数倍にして報復するだろう」、「戦争か平和かを脅迫する従来の偽装平和戦術はもはや通用しない」対抗的姿勢を強めています。
こうした朝鮮半島の緊張激化は「見えない38度線」に縛れてきた在日コリアン社会にも深刻な影響を与えることにもなりかねません。
いま私たちは朝鮮半島情勢をどのようにとらえるのか、韓国で活躍する在日コリアンジャーナリスト・徐台教さんをお招きし共に考えます。多数のご参加をお待ちしています。
【日 時】 2024年3月2日(土) 午後2時開始
【場 所】 KCC会館(在日大韓基督教会館)大阪市生野区中川西2丁目6-10(MAP)
【主催】 特定非営利活動法人コリアNGOセンター http://korea-ngo.org
【参加費】 1,000円
【開催方式】対面・オンライン(ZOOM)の併用
(対面100名・オンライン100名可)
【参加申込】peatix(ピーティックス) https://peace-korea.peatix.com/
※当日会場受付有り
【内容】
1)講演「いま朝鮮半島をどう見るか」
講師:徐台教(ソ・テギョ)さん
2)報告
郭辰雄(カク・チヌン/コリアNGOセンター代表理事)
<講師プロフィール>
ジャーナリスト。『コリア・フォーカス』編集長。群馬県生まれの在日3世。在韓22年。小学校は朝鮮学校、中高は日本の公立校、大学は韓国で卒業。その後、人権NGO代表や日本メディアの記者として朝鮮半島問題に関わり、15年韓国に「永住帰国」すると同時に独立。主な取材対象は南北関係、朝鮮半島問題、韓国政治、日韓外交、歴史問題など。17年からヤフー個人ニュース(現エキスパートニュース)に300本弱の記事を配信し、過去にNHK、TBS-BS、日テレBSなどのテレビ番組や、TBSラジオ『荻上チキ・Session』やJ-WAVE『JAM THE WORLD』などのラジオ番組に出演。他に『週刊エコノミスト』や『東洋経済オンライン』、『論座』、『世界』などに記事を寄稿。23年からはニュースレター『新・アリランの歌』も発行中。24年夏に南北関係の取材をまとめた初の書籍が日本で刊行予定。
【お問合せ】 コリアNGOセンター
center@korea-ngo.org 06-6711-7601