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シンポジウム『MZ世代の登場と変わりゆく韓国社会』 日本支部学術大会のお知らせ 

2022-05-02 10:02

この度、下記の通り学術大会を開催いたします。会員の皆様はもちろん、非会員の方々もお誘い合わせの上、ぜひご参加くださいますようご案内いたします。

 

日   時: 2022年11日(土)10:00~17:00(受付9:30から)

主  催: 国際高麗学会日本支部

共  催: 国際高麗学会

シンポジウム:MZ世代の登場と変わりゆく韓国社会

開催方法:会場+オンライン(Zoom)

会    場: 大阪教育大学天王寺キャンパス 西館 E教室・F教室 

オンライン:

Zoom URL:https://us06web.zoom.us/j/84838625666?pwd=c0MxTnNaNjhaaUpvYlVEWk5qR3dUZz09

参加方法:  ・参加費は無料でお申し込みも不要です。どなたでもご参加いただけます。

                   ・会場参加をご希望の方は直接会場にお越しください。

                   ・オンラインの方は当日に上記URLよりお入りください。

                   ・会場、オンラインともに韓国語⇔日本語の同時通訳をご利用いただけます。

 

----------- プログラム -----------

 

10:00-11:30 【第一部】自由論題   司会:金友子さん(立命館大学)

  • 朝窒コンツェルンの評価に関する研究史的考察 ―書籍を中心にして―   任正爀さん(朝鮮大学校)
  • 核革命以後における緩衝システム理論の模索 ―北朝鮮の核兵器高度化を事例として―   崔正勲さん(立命館大学)
  • 日本における朝鮮語教科書の変遷 ―音韻・音声的項目を中心に―   平田絵未さん(大谷大学)

 

12:45 国際高麗学会日本支部 総会

 

13:30-17:00 【第二部】公開シンポジウム

 『MZ世代の登場と変わりゆく韓国社会』

2022年3月に行われた韓国第20代大統領選挙をめぐって韓国中で繰り広げられた論戦と社会の反応は、「ろうそく革命」の熱気に満ち溢れた中で実施された5年前の第19代選挙時のそれとは、さまざまな点でかなり多くの相違点を見せている。

「進歩対保守」という伝統的な政治志向/政党間の対立状況が全くなくなったわけではないが、そうした政治的二項対立の観点だけでは収まり切れない論点の広がりが、現代韓国社会の変容を象徴しているように見える。とりわけ、MZ世代と呼ばれる20代30代の若い世代が、社会的な議論の場に大きな影響を与えるようになった点は刮目に値する。5年前の大統領選挙の時でさえ、彼らは進歩派を支持する中核層とみなされていた。しかし現在の彼らMZ世代は、進歩政権下でも実現できず一層深刻さを増した韓国社会の過剰な競争主義、過酷な進学・就職競争に疲れ果て、拡大する社会・経済格差に将来の生活を見通せず、それが世界的にもまれにみる出産率の低下を招くなど、すでに彼らが「進歩」の名に込めてきた期待感・信頼感は喪失されつつあるようだ。それは社会・経済政策で失点を重ねながらも、おごりともとれる発言を繰り返した進歩派政権与党への反発もあるだろう。

しかしより深刻なことは、多くの社会調査が明らかにしているように、南北の民族統一に反対/無関心と答える者の比率がMZ世代においては半数強を占め、さらにMZ世代の中でもMe Too運動やフェミニズム意識の拡大に露骨な拒否感を示す男性層の存在が明らかになっている点である。寛容性が失われた社会の中で、世代や性別間に深い対立や分断を新たに招きつつあるのではないか。以上の問題点については、「若者の保守化」という見方が、すっかり定着した日本社会との比較検討も意味のあることだろう。

今年度学術大会シンポジウムでは、現在進行形で変わりゆく韓国の社会状況を、政治・政党議論のレベルを超えた、より深層で把握することを課題とする。現代韓国社会に詳しい日韓の論者をお招きし、それぞれの発言を契機として会員全体における活発な議論を期待したい。

基調講演 鄭 大珍 さん |原州漢拏大学校
パネリスト講演 福島みのり さん |名古屋外国語大学
  堀山 明子 さん |毎日新聞
総括コメント 金成眠 さん |国際高麗学会ソウル支部会長・建国大学校
コメント/司会 鄭 雅英 さん |国際高麗学会日本支部会長・立命館大学

 

鄭 大珍  |ちょん てじん

韓国 原州漢拏大学校グローバルビジネス学部・東北アジア経済研究院教授。国立統一教育院江原統一教育センター事務所長。韓平政策研究所平和センター長。延世大学校統一学博士。

南北関係・外交安保ニュースコメンテーター(KBS、MBC、SBS、YTN、連合ニュースTVなど)。

主な共著に『韓半島スケッチ北(ブック)』、『公正な国際秩序と韓半島の持続可能な平和』など。主要論文に「南北韓統合の法的争点」、「北韓の外国人投資法制と行政訴訟導入」、「統一教育法制の変化と地方政府の役割」など。

 

福島 みのり  |ふくしま みのり

名古屋外国語大学現代国際学部准教授。早稲田大学招聘研究員。現代韓国朝鮮学会理事。韓国延世大学大学院社会学科博士課程修了(社会学博士)。

専門は世代・ジェンダーの日韓比較/韓国の大衆文化、若者論、現代韓国社会論など。

共著に『現代韓国を知るための60章』(明石書店 2014)。主要論文に「世代論から読み解く韓国若者論の変容 -新世代・88万ウオン世代・N放世代を中心に-」(特集論文「世代から見えてくる韓国」(『現代韓国朝鮮研究』第20号、2020年)、「『82年生まれ、キム・ジヨン』に熱狂する日本の読者のその後(韓国語)」(『文化科学』2020年夏号)など。

 

堀山明子  |ほりやま あきこ

毎日新聞外信部デスク。

1980年代末に韓国・梨花女子大に1年留学し、女性学を学ぶ。ソウル特派員として2度赴任(2004~2009年、2018~2021年)。2020年には欧米を含む外信記者が所属するソウル外信記者クラブ会長を務める。フェミニズムや韓国社会の変化を記したコラム「韓流パラダイム」を毎日新聞のウェブサイトに連載中( https://mainichi.jp/premier/politics/ch190742238i/ )

 

鄭 雅英 |ちょん あよん

立命館大学経営学部教授。1958年日本生まれの在日コリアン2世。早稲田大学卒業、大阪市立大学院経済学研究科にて博士学位(経済学)取得。

中国朝鮮族のナショナリティ・エスニシティ、解放後在日韓国人学生の学生運動史などを研究。今大会まで国際高麗学会日本支部代表。

 

【お問い合わせ】国際高麗学会 日本支部事務局

isksj@isks.org  https://isks.org/japan/japanconference